つくしんぼ通信令和7年4月5月号

介護保険は利用が必要になったらご相談ください
介護保険は予め認定申請をしておく必要はありません

介護保険は介護保険料を支払っている人は必要に応じて利用することが可能です。認定の有無にかかわらず、体や精神に障害を負って生活に不自由をきたしたその日からサービスを受けることができます。
健康に日常生活を送れている人は予め認定を受けておく必要はありません。生活が自立していれば認定は軽く出てしまいますから実際に介護保険を利用する状態になった時には、より重度の認定に変えてもらうため認定のやり直しが必要になります。予めの認定は二度手間になりますのでどっしりと構えていてください。家族やお友達も介護保険の制度がややこしいため不安と心配が高じて盛んに申請を勧めて来られますが好意だけ受け取っておいてください。もし困ったらすぐに診療所または訪問看護ステーションの職員、ケアマネージャーに相談してください。
つくしんぼ会は介護保険の申請や利用をお助けする組織とスタッフを抱えています。つくしんぼ会の利用者は落ち着いて安心していてください。
私共かかりつけ医として介護保険認定審査時には意見書なるものを提出しなければなりませんが、生活が自立している方のことをあたかも障害をお持ちのように書くのは心苦しく悩ましいものと感じております。

つくしんぼ会は在宅で療養を希望される方々にサービス提供を行えます

つくしんぼ会は自宅で最期の時まで過ごせる環境を提供できる医療機関を目指して1996年に設立されました。現在は医師による訪問診療の他、看護師による訪問看護、理学療法士や作業療法士による訪問リハビリテーション、ケアマネージャーによる介護保険サービスの提供など幅広い医療介護ニーズへの対応を行っています。
在宅療養の医療介護や心身に不安を感じたときは、どのスタッフにでもお声掛けくだされば必要な部署、担当者をご紹介します。
外来診療では内科や外科、ペインクリニック(麻酔科)などのトレーニングを積んだ医師が診療を行い、一般の診療所と変わらない診療も行っています。
つくしんぼ会は皆さんがご存じの医療とは異なり、発想と理念、守備範囲が広く理解し辛い点があると思いますので、不明なことは遠慮なくお尋ねください。
                           
                      つくしんぼ会理事長   鈩 裕和