つくしんぼ通信令和7年7月号
公開講座再開のお知らせ
つくしんぼ会の公開講座は順調に回を積み重ねておりましたが、新型コロナの流行で中断を余儀なくされ、昨年再開後も定期的開催に至っておりません。
暑い中ではありますが7月12日土曜日13時30分より1年振りに公開講座を開催することにいたしました。
テーマはコロナに振り回されている間に登場した認知症の新しい治療薬(レカネマブ商品名レケンピ、ドナネマブ商品名ケサンラ)、一向に解決策が見えてこない4000品目にも上る医薬品の欠品問題、来年度から医療保険の対象外となりそうな薬の紹介(風邪薬、花粉症治療薬、湿布薬、鎮咳去痰薬など)、劇的に進化している糖尿病治療薬など。また正しい医療保険と介護保険の使い方なども時間の許す限りご紹介いたします。
ぜひご参加ください。参加は無料です。
<朗報>帯状疱疹ワクチン接種は50歳以上の板橋区民に限り今年度中(令和8年3月31日まで)は半額の公費助成が受けられます。自己負担額は12000円/1回×2回分です。申し込みは診療所の窓口で直接できます。
帯状疱疹は水痘(水疱瘡)のウイルスが神経細胞内に生き残り時々急に暴れだすことによって発症します。神経が直接刺激を受けるため激烈な痛みや皮膚に深い傷を生ずることがあります。痛みや傷は一生残ることもあり人生を台無しにされてしまいます。だいたい3人に1人が帯状疱疹を経験することになります。予防法としてのワクチンは安価な水痘ワクチンもありますが60歳を越えると効果が急に低くなっていくので専用ワクチンを注射されることをおすすめします。専用ワクチンは2か月以上の間隔をあけて2回注射します。専用ワクチンは年齢にかかわらず同じ程度の効果があるとされています。50歳以上で注射を希望される方は、今年度に限り特例として公費助成が受けられます。
来年度以降は65歳から5歳刻みの年齢になると接種券が送られてきますのでそちらの制度を利用することも可能です。
申し込みは当院の窓口で承ります。ワクチンの在庫があれば即日接種も可能です。
つくしんぼ診療所