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つくしんぼ通信 令和2年5月号


新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の解除後の外来診療については通常診療に戻ります
新型コロナウイルス感染症は当初考えられていたように、気温の上昇とともに一旦は沈静化に向かっているようです。5月10日の時点で17種類の変異株が見つかっており、果たして単独ワクチンだけで抑え込めるのか状況は見えてきません。1918年の第一次世界大戦の折にアメリカ発祥のスペイン(インフルエンザ)風邪が流行しました。スペイン風邪は欧州戦線に投入されたアメリカ兵によってヨーロッパに持ち込まれました。アメリカから送られた兵士を乗せた輸送船からは半数は死体となって下船したとも記されています。流行の状況は戦争下にあったため各国政府が箝口令を布き、正しい情報は封印されました。スペイン風邪の死者は少なくとも4000万人、恐らく1億人に達していたと推定されています。(当時の世界人口は15億人)戦死者が1000万人ですから勝敗はスペイン風邪でついたとも言われています。スペイン風邪は夏には一旦終息したように見えましたが翌年1919年の冬に第2波が到来しさらに多くの死亡者が出ました。今回のコロナウイルスについても同じような経過を辿ると予想され、7月から9月頃には南半球で流行し今年の冬には北半球に戻ってくると想定されています。 コロナウイルスはインフルエンザと同じRNAウイルスといって非常に不安定な構造体です。従って簡単に変異しますので第2波は更に感染力や毒性が強まっている可能性も考えられます。インフルエンザのように毎年異なる型が流行することになるかもしれません。そうなるとインフルエンザと同様に毎年ワクチンを接種することになります。天然痘ウイルスのように変異を修復できるDNAウイルスは非常に安定しているために全世界で種痘(ワクチン接種)が行われたことで撲滅することができました。まだまだ未解明の部分が多く、今後の情報に待ちたいと思います。疑問点は診療所医師にお尋ねください。

今年の区民健診は8月以降に実施されます
板橋区区民健診は毎年6月から10月に実施されていますが、今年は新型コロナウイルスの影響で7月に受診券配布、8月からの健診実施が予定されています。但しコロナウイルスは10月以降に第2波が予想されるため健診は8月,9月中に受けておいた方がよさそうです。また、つくしんぼ診療所では感染拡大阻止のため、健診は外来診療とは別の時間帯に専用の時間帯を設けて行う予定です。感染症を含む一般診療の方と健診の方を分けて対応します。例年10月に駆け込みで健診を希望する方が殺到しますが、今年は9月中に済ませていただきますよう皆様にもご協力をお願いいたします。原則10月には健診を行いません。

発熱や風邪症状で受診希望の方は、電話03-3972-1165で予約が必要です。一般外来診療と別の時間をお知らせします。感染を広めないためのお願いです。

          今後状況の変化により訂正が加わることがありますので新しいお知らせにご注意ください。

                                               2020年5月  鈩 裕和